【多汗症は生きづらい】その4:仕事ができない

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私は一浪の末、歯学部の大学に進学しました。

理由は親が歯医者だからです。

ただ、これは大きな間違いでした。

歯医者という職業は多汗症にとって地獄のようなものだったのです。

臨床実習が始まってからというもの毎日が苦痛でした。

歯医者は治療を行う際にグローブを必ず着けます。

大学では衛生面に関してとても厳しいため何か必要なものを取りに行く際など必ずグローブをつけかえます。

多汗症の私はグローブがなかなかつけられません。

学生は基本的に先生の補助を行いながら勉強するのですが、中々グローブをつけることができない私は先生に怒られます。

「手を洗った後ちゃんと拭いてないからグローブがつけられないんだろ!!」

「何回言ったらわかるんだ!!」

「先生、手を拭いても拭いても濡れるんです」

なんて言えるわけもなく毎日しんどかったです。

それ以外にも実際自分が治療するときには

グローブの中にどんどん汗がたまっていくので汗が滴り落ちていきます。

患者さんの顔に汗をかけるわけにはいかないので汗がかからないように手の角度に気を付けます。

そんなことばかり気にして実際の治療に全然集中できないんです。

そして、そんな集中できてない私は先生に怒られます。

歯医者は患者の治療以外にも患者の歯にかぶせる金属などを作ったりする作業があります。

いわゆる物作りですね。

この作業を歯科技工といい、多汗症にとってはこの歯科技工は地獄の作業と化します。

とても細かな作業なのですが、汗のせいで思うようにできません。

ものが手にくっついてしまったり、滑ってしまったり、濡らしてはダメなものが濡れてしまったり‥

繊細な作業なのでグローブを着けながらではとてもできません。

先生は私のできなさ加減に呆れてましたね。

こんな生活を送っていた私は結局、歯科医師免許を取ったにも関わらず

歯医者になることを止めました。

親は、そんな私に

「せっかく6年間も大学行かせたのに何で歯医者をやらないんだ、お金の無駄じゃないか」

と言われました。

何も言えない私はただ黙っているしかありませんでした。

がっしぎでした。

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